2024.05.22

水の豆知識:ネパール編1

私がネパール政府に招待されて現地に赴いたのは2016年4月のことでした。
水質が悪くそのまま水道水を使用する事はできません。
水処理をした水道水であっても十分な処理はされておらず、結果当然のようにお腹を壊す人、慢性的に病原菌で悩まされる人が多くいます。
日本の水道技術で水質改善出来ないかと言うのがネパールに赴いた理由でした。
ネパールは非常に貧しい国の一つです。
主な理由は内陸部に位置する国が故に港がありません。
その結果インド経由・中國経由で貿易品は納める事になります。
当然のことながら関税も高くなり輸入・輸出も競争力が弱い国となります。
又、資源も無い国なので主な収入源としては出稼ぎ民族と言われています。
そういった事情もありインフラ整備(電気・ガス・水道)に十分な予算を割り与える事が出来ず結果生活に支障をきたしてしまいます。

私も当初は水道局の人から予算はある程度確保できるので多く存在する村のインフラ(水道)を順番に改善して欲しいと言われ大きな責任感と期待を感じ、まずは一つの村の水道改善に着手致しました。

この続きはネパール編2でお話します。